19日の敬老の日を前に、愛媛県松山市恵原町の松山養護老人ホーム事務組合の養護老人ホーム江南荘で7日、一日施設長に任命されたジャズピアニスト伊賀上紘滋(ひろし)さんが、童謡や昭和の歌謡曲を披露して入所者を楽しませた。
 江南荘と併設する特別養護老人ホーム久谷荘の入所者も合わせ、約150人が参加。一日施設長のイベントは組合が松山市の高齢者週間(15~21日)の時期に毎年実施しており51回目。
 愛媛を拠点に活動する伊賀上さんは、母親のスズ子さん(83)が久谷荘に入居する縁から協力した。「月の砂漠」や「エノケン」として知られる榎本健一の歌といった入居者には懐かしい約10曲を軽快に演奏。入居者は手拍子でリズムを取ったり、童謡の「ふるさと」や「赤とんぼ」の歌詞を口ずさんだりした。